乾燥肌の原因とは?症状や肌のバリア機能と
毎日のスキンケア方法を解説

2026年7月9日 更新

乾燥肌の原因とは?症状や肌のバリア機能と毎日のスキンケア方法を解説

肌がカサつく、つっぱる、粉をふく……そんな乾燥肌の悩みは、毎日のスキンケアを頑張っているのになかなか改善しない、とお感じの方も多いのではないでしょうか。
実は、乾燥肌には外側の環境だけでなく、肌のメカニズムや日々の生活習慣が複雑に絡み合っています。「なんとなく保湿している」だけでは、根本的な原因にアプローチできていないことも少なくありません。
この記事では、乾燥肌が起こるメカニズムから、外的・内的それぞれの原因、そして毎日のケアで気をつけたいポイントまでをわかりやすく解説します。自分の肌に当てはまる原因を知ることが、うるおいのある肌を保つための第一歩です。

乾燥肌とは?見分けやすい症状とカサカサになる肌の状態

乾燥肌とは、肌の水分と皮脂が不足し、うるおいを保てなくなっている状態のことをいいます。医学的には「ドライスキン」とも呼ばれ、肌本来のバリア機能が低下しているサインのひとつです。

乾燥しやすい部位は、皮脂腺の少ないすね・ひざ・ひじ・手の甲など。顔では頬や目元・口周りに症状が出やすい傾向があります。

乾燥肌に見られるよくある症状

  • 洗顔後・入浴後に肌がつっぱる感じがする
  • 肌がカサつく、粉をふく、ごわつく
  • かゆみが出る、赤みやひび割れが気になる
  • ファンデーションのノリが悪い、よれやすい

こうした症状が続くようであれば、肌のうるおいバランスが崩れているサインかもしれません。まずは自分の肌の状態を知ることが、適切なケアへの近道です。

乾燥肌の根本原因は肌の「バリア機能」の低下

乾燥肌のさまざまな原因を見ていく前に、まず知っておきたいのが「バリア機能」という考え方です。

肌の表面にある「角層」は、外部からの刺激を防ぎながら、肌内部の水分が蒸発するのを防ぐ大切な役割を担っています。このバリア機能は、主に以下の3つの要素によって保たれています。

  • 皮脂膜:皮脂と汗が混ざり合ってできる天然のベール。肌表面をおおい、水分の蒸発を防ぎます。
  • 角質細胞間脂質(セラミドなど):角層の細胞同士をつなぎとめる働きをする脂質。セラミドが代表的な成分で、水分をしっかりキープするために欠かせません。
  • 天然保湿因子(NMF):角層の細胞内側に存在し、水分を吸収・保持する役割を担っています。

これらのいずれかが減少したり乱れたりすると、角層の結びつきが弱まり、肌の水分が逃げやすい状態になってしまいます。すると外部からの刺激も受けやすくなり、さらに乾燥が進むという悪循環に陥りやすくなります。健康的な肌を保つうえで、このバリア機能を整えるという視点がとても重要です。次のセクションからは、バリア機能を低下させる具体的な原因を見ていきましょう。

乾燥肌を引き起こす主な外的要因

乾燥肌の外的要因

乾燥肌の原因は、体の外側からの影響によるものと、内側からの影響によるものに大きく分けられます。まずは、日常生活の中で肌に影響を与えやすい外的要因から見ていきましょう。

空気の乾燥(季節・湿度の低下)

秋から冬にかけて湿度が下がると、肌表面からの水分蒸発が進みやすくなります。特に湿度50%を下回ると乾燥の影響を受けやすくなるといわれています。

エアコンの使用

冷房・暖房を問わず、エアコンは室内の空気中の水分を奪います。一年を通じて乾燥肌の要因になりやすいため、室内環境にも気を配ることが大切です。

紫外線のダメージ

紫外線は角層に直接影響を与え、バリア機能を低下させる原因のひとつです。季節を問わず日焼け止めを習慣にすることが、肌を守るうえで重要です。

衣類・タオルなどの摩擦

肌に直接触れる素材との擦れは、角層に負担をかけます。素材の選び方や扱い方を見直すだけでも、肌への刺激を減らすことができます。

気温の低下による皮脂分泌の減少

気温が下がると血流が抑えられ、皮脂の分泌も少なくなりやすくなります。皮脂膜が十分につくられないと、肌の水分が蒸発しやすい状態になってしまいます。

乾燥肌を引き起こす主な内的要因

外的な環境だけでなく、体の内側からの影響も乾燥肌の大きな原因になります。自分の生活習慣や体の変化と照らし合わせながら、思い当たる要因がないか確認してみましょう。

加齢による皮脂・NMF・セラミドの減少

年齢を重ねると、皮脂・NMF・セラミドの量が徐々に減り、バリア機能が低下しやすくなります。

ターンオーバーの乱れ

肌は一定のサイクル(一般に約28日とされ、加齢で長くなる傾向)で生まれ変わっていますが、このリズムが乱れると新しい角層が十分に育たず、バリア機能が低下しやすくなります。生活習慣の乱れやストレスがターンオーバーに影響することもあります。

ストレス・睡眠不足

ストレスや睡眠不足により自律神経のバランスが乱れると、皮脂の分泌やターンオーバーのリズムに影響を与えることがあります。

栄養不足

肌のバリア機能を維持するには、タンパク質・ビタミンB群・必須脂肪酸などの栄養素が欠かせません。食事のバランスが偏ると、肌の材料となる成分が不足し、うるおいを保ちにくくなることがあります。

ホルモンバランスの変化

女性は月経周期や妊娠・出産、年齢による女性ホルモンの変動によって肌質が変わりやすい傾向があります。

体質・遺伝的な要因

もともと皮膚が薄い方やアトピー素因のある方は、バリア機能が低下しやすく、乾燥肌になりやすい傾向があります。

乾燥肌を悪化させる日常のスキンケア習慣

毎日丁寧にスキンケアをしているつもりでも、実はその方法が乾燥を招いてしまっているケースがあります。「良かれと思ってやっていたこと」が肌の負担になっていないか、一度見直してみましょう。

熱いお湯での洗顔・入浴

熱いお湯での入浴

熱いお湯は肌に必要な皮脂まで洗い流してしまい、バリア機能を損なう原因になります。洗顔やすすぎはぬるま湯(32〜34℃程度)で行うのがおすすめです。

洗浄力の強いクレンジング・洗顔料の使いすぎ

洗浄力が高すぎるアイテムを毎日使い続けると、必要な皮脂やうるおい成分まで落としてしまいます。肌に合ったやさしい洗顔料を選ぶことが大切です。

タオルでゴシゴシこすること

洗顔や入浴後にタオルで強くこすると、角層を傷つけバリア機能を低下させてしまいます。タオルは肌にやさしく押し当てるようにして、水分を吸い取るイメージで使いましょう。

洗顔・入浴後の保湿を後回しにする

洗顔直後は肌の水分が急速に蒸発しやすい状態になっています。洗顔後5分以内には化粧水で水分を補い、うるおいを逃がさないようにすることが重要です。

過度な角質ケア・ピーリングの頻用

角質ケアやピーリングのやりすぎは、角層に過度な負担をかけバリア機能を低下させることがあります。頻度や使い方に気をつけながら取り入れましょう。

肌に合わないアイテムを使い続ける

使用中にピリつきや赤みを感じたら、それは肌がサインを出しているかもしれません。無理に使い続けず、早めに使用を中止して肌の状態を確認することをおすすめします。

乾燥肌を放置したときに起こりやすい肌トラブル

乾燥肌は「ちょっとカサついているだけ」と軽く見てしまいがちですが、そのまま放置すると肌の状態がさらに悪化し、さまざまなトラブルにつながることがあります。早めのケアが大切な理由を確認しておきましょう。

かゆみが強くなる

バリア機能が低下すると外部からの刺激を受けやすくなり、かゆみが出やすくなります。かいてしまうとさらに肌を傷つけ、乾燥が悪化する悪循環になりやすいため注意が必要です。

ひび割れ・粉ふき

乾燥が進行すると、肌の表面にひび割れや白い粉ふきが見られるようになります。痛みを伴うこともあり、日常生活への影響も出やすくなります。

湿疹・炎症が起こりやすくなる

バリア機能が低下した肌は刺激に対して敏感になり、赤みや湿疹などの肌トラブルが起こりやすくなります。症状が続く場合は皮膚科への相談も検討しましょう。

年齢サインが目立ちやすくなる

うるおいが不足した肌はキメが乱れやすく、目元や口元の乾燥による細かい小じわが目立ちやすくなることがあります。

メイクのノリが悪くなる

肌のうるおいが不足すると、ファンデーションのノリが悪くなったり、キメが乱れて見えたりすることがあります。メイクを楽しむためにも、土台となる肌のうるおいを保つことが大切です。

外部刺激への敏感さが増す

バリア機能が低下した肌は、花粉や刺激物質などに反応しやすくなる場合があります。肌が敏感な状態が続くようであれば、丁寧な保湿ケアで肌のコンディションを整えることを意識しましょう。

乾燥肌の原因に向き合うための基本の対策

乾燥肌の原因は外的要因・内的要因・スキンケア習慣と多岐にわたります。それぞれの原因に対して、できることから少しずつ取り組んでいくことが大切です。

外的要因への対策

外的要因の対策_加湿器
  • 加湿器で室内の湿度を50〜60%程度に保ちましょう。空気の乾燥は肌の水分蒸発を招きます。
  • エアコンの風が直接肌に当たらないよう工夫しましょう。冷暖房は一年を通じて肌を乾燥させます。
  • 日焼け止めは季節を問わず使いましょう。紫外線は角層を傷め、バリア機能を低下させます。
  • 肌に触れる衣類やタオルは、摩擦の少ないやわらかい素材を選びましょう。繊維の摩擦は角層の負担になります。

内的要因への対策

外的要因の対策_加湿器
  • タンパク質、ビタミンB群、必須脂肪酸を意識した食事を心がけましょう。バリア機能の維持に欠かせない栄養素です。
  • 十分な睡眠をとりましょう。睡眠不足はターンオーバーのリズムを乱す原因になります。
  • ストレスをため込まないよう、リフレッシュする時間を大切にしましょう。ストレスは皮脂分泌やターンオーバーに影響します。

毎日のスキンケア

  • ぬるま湯でやさしく洗顔し、必要な皮脂を落としすぎない
  • 洗顔後はすぐに化粧水で水分を補い、乳液で水分を閉じ込めるように仕上げる
  • タオルは押し当てるように使い、摩擦を避ける

保湿成分で選ぶ

内的要因の対策_保湿成分

スキンケアアイテムを選ぶ際は、セラミド・ヒアルロン酸・グリセリンなど、うるおいを保つ成分に着目してみましょう。肌のうるおいを保つうえで、成分の働きを意識した選び方が役立ちます。

症状が気になる場合は皮膚科へ

かゆみや湿疹が強い場合や、セルフケアを続けても肌の状態に変化が感じられない場合は、皮膚科への相談も選択肢のひとつです。自己判断だけで対処しようとせず、専門家のアドバイスを受けることも大切にしてください。

急に乾燥肌になったと感じる原因と肌質変化のサイン

「以前はそれほど気にならなかったのに、最近急に肌がカサつくようになった」そんな変化を感じたことはありませんか?乾燥肌は生まれつきの体質だけでなく、さまざまなきっかけで突然起こることがあります。思い当たるサインがないか、確認してみましょう。

加齢による皮脂・NMF・セラミドの減少

20代後半から30代にかけて、皮脂分泌量やNMF・セラミドの量は徐々に減少していきます。「去年までは大丈夫だったのに」という感覚の背景には、こうした加齢による肌質の変化が関係していることが少なくありません。

女性ホルモンバランスのゆらぎ

女性ホルモン(エストロゲン)には肌のうるおいを保つ働きがあります。月経周期や妊娠・出産、30〜40代以降のホルモンバランスの変化によって、肌が急に乾燥しやすくなることがあります。特に更年期前後は肌質が大きく変わりやすい時期です。

季節の変わり目

気温や湿度が急激に変化する春や秋は、肌が環境の変化についていけず、一時的に乾燥しやすくなることがあります。季節の変わり目に肌の調子が崩れやすい方は、早めにスキンケアを切り替えることを意識してみましょう。

生活環境の変化

引っ越しや転職、生活リズムの変化なども肌に影響を与えることがあります。新しい環境への適応がストレスとなり、肌のコンディションが乱れるケースも見られます。

スキンケアの変更

新しいスキンケアアイテムに切り替えたタイミングで乾燥が気になり始めた場合、そのアイテムが肌に合っていない可能性があります。成分や使用感を見直し、自分の肌に合ったケアを選ぶことが重要です。

乾燥肌の原因に関するよくあるご質問

Q:乾燥肌の主な原因は何ですか?
A:乾燥肌の根本的な原因は、肌の「バリア機能」の低下です。皮脂膜・セラミドなどの角質細胞間脂質・天然保湿因子(NMF)のいずれかが減少すると、肌の水分が逃げやすくなり乾燥が起こりやすくなります。外的な環境要因や生活習慣、加齢なども複合的に影響しています。

Q:急に乾燥肌になったのですが、原因は何が考えられますか?
A:加齢によるNMFやセラミドの減少、女性ホルモンのゆらぎ、季節の変わり目による湿度の変化、生活環境やストレスの変化などが考えられます。スキンケアアイテムを変えたタイミングで乾燥が始まった場合は、アイテムが肌に合っていない可能性もあります。

Q:乾燥肌と敏感肌の違いは何ですか?
A:乾燥肌は肌の水分・皮脂が不足してうるおいを保てない状態を指します。一方、敏感肌はバリア機能が低下して外部刺激に反応しやすくなった状態のことです。乾燥が続くとバリア機能が低下し、敏感肌の状態を引き起こすこともあるため、両者は密接に関わっています。

Q:乾燥肌は体質で決まるのでしょうか?
A:体質や遺伝的な要因が影響することはありますが、それだけが原因ではありません。生活習慣・スキンケアの方法・環境などによっても肌の状態は変わります。体質だからとあきらめず、自分の肌に合ったケアを続けることが大切です。

Q:保湿しているのに乾燥するのはなぜですか?
A:保湿アイテムの選び方や使い方が肌の状態に合っていない可能性があります。また、洗顔時に皮脂を落としすぎていたり、保湿のタイミングが遅かったりすることも原因のひとつです。うるおいを保つ成分(セラミド・ヒアルロン酸など)が配合されたアイテムを、洗顔後すぐに使う習慣を意識してみましょう。

まとめ:乾燥肌の原因を知り、毎日のケアで肌のコンディションを整える

乾燥肌の根本にあるのは、肌の「バリア機能」の低下です。空気の乾燥や紫外線などの外的要因、加齢やホルモンバランスの変化といった内的要因、そして日々のスキンケア習慣——これらが複合的に絡み合って、肌の乾燥を引き起こしています。

大切なのは、「自分の肌にどんな原因が当てはまるか」を知ることです。原因を把握したうえで、環境を整え、生活習慣を見直し、肌に合ったケアを続けていくことが、うるおいのある肌への近道になります。

モイスティーヌは、皮膚生理学にかなった基礎美容法をベースに、一人ひとりの肌状態に合わせたケアを提案するブランドです。モイスティーヌ独自の研修・資格を持つアドバイザーによるスキンチェックで肌の水分量・油分量・キメなどを客観的に把握し、その方の肌に本当に必要なケアをご提案します。

まとめ_美容器

イオン導入技術を活用したモイスティーヌの美容器は、化粧品成分が角層へ※なじむのをサポート(※浸透は角層まで)。専用化粧品との組み合わせ(モイストシナジー)によって、毎日のホームケアをより充実したものにします。さらにサロンでのカウンセリングを通じて、LOOP CAREメソッドによる継続的なケアの仕組みをご提案しています。

乾燥肌に悩んでいる方、自分の肌の状態をきちんと知りたい方は、ぜひ一度お近くのモイスティーヌサロンへお気軽にご相談ください。

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