顔のたるみはなぜ起こる?原因とたるむ仕組み・エイジングケアを解説
2026年8月20日 更新
鏡を見たとき、「なんだか頬の位置が下がってきたかも」「輪郭がぼんやりしてきた気がする」と感じたことはありませんか。これは多くの方が年齢を重ねる中で気になり始める「たるみ」のサインかもしれません。
たるみは、肌の内側にあるコラーゲンやエラスチンの減少、乾燥、紫外線など、さまざまな原因が重なって起こります。「加齢だから仕方ない」と諦めてしまう方も多いのですが、実は生活習慣やセルフケアの工夫次第で、今日から対策できることもたくさんあります。
この記事では、たるみが起こる仕組みや部位ごとの特徴、原因を詳しく解説しながら、自宅で簡単にできるセルフチェックの方法や、日常に取り入れやすいセルフケアをご紹介します。自分の肌の状態を知り、無理なく続けられるケアを見つけるヒントにしてくださいね。
たるみとは?肌が下がって見える状態と起こる仕組み
「最近、頬のあたりが下がってきた気がする」「輪郭がぼんやりしてきた」——こうした変化は、肌の「たるみ」によって起こることが多いといわれています。たるみとは、肌の構造がゆるむことで、顔全体やフェイスラインが下方に垂れ下がって見える状態のことです。
私たちの肌は、表皮・真皮・皮下組織という3層の構造でできています。中でも肌のハリや弾力を支えているのが、真皮に存在するコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸です。コラーゲンとエラスチンは網目のように絡み合い、肌をピンと支える役割を担っていて、ヒアルロン酸はそのすき間でうるおいを保ち、ハリのある印象をつくり出しています。
しかし、年齢を重ねたり、乾燥・紫外線などの影響を受けたりすると、これらの成分は徐々に減少・劣化していきます。すると肌を内側からしっかり支えることが難しくなり、これが「たるみ」として表面に現れてくるのです。
また、たるみに関わるのは真皮の成分だけではありません。表情をつくる筋肉(表情筋)や、皮下脂肪、皮膚を支える靭帯、その土台となる骨など、肌を支えるさまざまな組織の変化も複合的に関わっていると考えられています。
たるみは、見た目の印象を大きく左右する肌悩みのひとつ。だからこそ、「なぜ起こるのか」という仕組みを知ることが、自分に合ったケアを見つける第一歩になります。
たるみが特に出やすい顔の部位
たるみは顔全体に現れますが、実は部位によって出やすいサインや見え方に特徴があります。自分がどこに変化を感じやすいかを知っておくと、この後ご紹介するセルフチェックやケアもより実践しやすくなります。
目の下・まぶた 目のまわりを支える筋肉(眼輪筋)は皮膚が薄くデリケートな部分。年齢とともに衰えやすく、くまやふくらみ、小じわとして現れやすい部位です。
頬 コラーゲンの減少や脂肪の下垂によって、頬の位置そのものが下がってくることがあります。位置が下がることで毛穴が縦長に伸びて目立ちやすくなることもあります。
口元・ほうれい線 頬のたるみが進むと、ほうれい線が深くなりやすくなります。さらに進むと、口角からあごにかけての「マリオネットライン」として現れることもあります。
フェイスライン・あご 輪郭がぼんやりとしてきたり、二重あご・もたつきとして感じられたりしやすい部位です。顔の印象を大きく左右するため、変化に気づきやすい場所でもあります。
首 顔だけでなく、首もたるみが出やすい部位のひとつ。顔のケアに比べて見落とされがちですが、年齢を感じさせやすい部分でもあります。
こうして部位ごとに見ていくと、「なんとなく老けた気がする」という漠然とした感覚の正体が見えてきます。次は、こうしたたるみを引き起こす原因について詳しく見ていきましょう。
肌のたるみを引き起こす主な原因
たるみには、いくつもの原因が重なって関わっています。「加齢だから仕方ない」と思われがちですが、実は自分でケアできる原因も含まれています。ひとつずつ見ていきましょう。
加齢によるコラーゲン・エラスチンの減少 真皮でハリや弾力を支えているコラーゲン・エラスチンは、年齢を重ねるとともに少しずつ減少していきます。肌を内側から支える力が弱まることが、たるみの大きな要因のひとつです。
乾燥 肌の水分が不足すると、ハリや弾力が低下し、たるみや小じわが目立ちやすくなります。乾燥は日々のケアで対策しやすい原因のひとつなので、うるおいを保つ習慣が大切です。
紫外線(光老化) 紫外線は、肌のコラーゲンやエラスチンにダメージを与えることが知られています。これは「光老化」と呼ばれ、たるみを進める大きな要因のひとつです。季節を問わず対策できる原因でもあります。
表情筋の衰え 皮膚や脂肪を支えている表情筋が衰えると、たるみにつながりやすくなります。マスクを着ける機会が増えたり、スマートフォンを見る時間が長くなったりすることで、表情筋を使う機会が減っている方も多いといわれています。
脂肪・支持靭帯・骨の変化 皮下脂肪の下垂や、皮膚を支える靭帯のゆるみ、骨の変化なども、肌の土台となる部分の変化としてたるみに複合的に影響します。
生活習慣(睡眠・栄養・喫煙・むくみ) 睡眠不足やストレス、栄養バランスの偏り、喫煙、血行不良なども肌の状態に影響を与えると考えられています。日々の生活習慣を見直すことも、たるみ対策の一環になります。
このように、たるみの原因は加齢だけでなく、乾燥や紫外線、生活習慣など自分でアプローチできるものも多くあります。次は、年代によってたるみの出方がどう変わっていくのかを見ていきましょう。
【年代別】たるみの特徴と進行のサイン
たるみの現れ方は、年代によっても少しずつ変化していきます。もちろん個人差はありますが、大まかな傾向を知っておくと、自分の肌の状態と照らし合わせながらケアを考えるヒントになります。
こうして見ると、たるみは30代・40代になって急に始まるものではなく、実は20代後半あたりからゆるやかに進んでいることがわかります。だからこそ、「まだ早いかも」と思う年代のうちから、早めに対策を意識しておくことが大切です。
今日から始めるたるみ対策のセルフケア方法
たるみが気になり始めたら、まずは自宅でできることから始めてみましょう。ここでは、今日から取り入れやすいセルフケアの方法をご紹介します。
保湿ケア 乾燥はたるみの一因になるといわれています。化粧水でしっかりうるおいを与え、乳液で水分を逃さないようにフタをすることで、角層のうるおいを保つことを意識しましょう。うるおいのある肌は、ハリのある印象にもつながります。
紫外線対策 紫外線によるダメージ(光老化)を防ぐために、季節や天候を問わず、室内にいるときも日焼け止めを使う習慣をつけましょう。汗や時間の経過で効果が薄れるため、こまめな塗り直しも意識してみてください。
表情筋エクササイズ 顔ヨガなど、普段あまり使わない表情筋を動かすエクササイズもおすすめです。即効性を求めるものではありませんが、無理のない範囲で毎日続けることがポイントです。
マッサージ 血行を意識したマッサージは、たるみ対策のひとつとして取り入れられることがあります。ただし、力を入れてこすったり、パッティングのように叩いたりする自己流のケアは、摩擦や刺激によって肌の負担になってしまうこともあるため注意が必要です。やり方を誤ると逆効果になりかねないため、正しい方法を意識して取り入れることが大切です。
エイジングケア成分を取り入れる コラーゲンやヒアルロン酸、ビタミンC誘導体など、ハリやうるおいをサポートする成分が配合されたアイテムを選ぶのもひとつの方法です。自分の肌悩みに合わせて取り入れてみてください。
セルフケアを続けても気になる変化がなかなか落ち着かない場合は、皮膚科など専門家に相談してみるのも一つの選択肢です。
乾燥や保湿が気になる方はこちらの記事もご覧ください
たるみの予防につながる生活習慣
たるみ対策は、スキンケアだけでなく、日々の生活習慣を見直すことも大切です。ここでは、無理なく取り入れやすい工夫をご紹介します。
食事・栄養 コラーゲンのもとになるタンパク質や、抗酸化作用のあるビタミンC・Eなどを、バランスよく食事に取り入れることを意識してみましょう。特定の食材に偏らず、全体のバランスを整えることがポイントです。
睡眠 質の良い睡眠は、肌の修復や肌のリズムを整えることをサポートするといわれています。就寝前のスマートフォン使用を控えるなど、睡眠の質を高める工夫も取り入れてみてください。
ストレス・喫煙 過度なストレスや喫煙は、ホルモンバランスや血行に影響し、肌の老化を進めやすいといわれています。すべてを完璧に改善するのは難しくても、できるところから少しずつ見直していくことが大切です。
姿勢 デスクワークやスマートフォンの操作でうつむく時間が長いと、重力の影響でたるみが進みやすくなるといわれています。画面の位置を目線の高さに近づけるなど、姿勢を改善する意識を持つだけでも変化が期待できます。
すべてを一度に頑張る必要はありません。できることから少しずつ取り入れて、続けやすい形を見つけていきましょう。
自分でできるたるみのセルフチェック
「自分のたるみがどのくらい進んでいるのか、実はよくわからない」という方も多いのではないでしょうか。ここでは、自宅で手軽にできるセルフチェックの方法をご紹介します。定期的に確認することで、変化に早めに気づき、ケアにつなげやすくなります。
鏡で正面と横から確認する まずは鏡の前で、正面と横顔の両方をチェックしてみましょう。正面からは頬の位置やフェイスラインのシルエットを、横からは輪郭の丸み具合やあご下のラインを確認します。同じ場所・同じ姿勢で見る習慣をつけると、変化に気づきやすくなります。
指で軽く肌をつまんで確認する 頬やフェイスラインの肌を、指で軽くつまんでみるのもひとつの方法です。肌の弾力やハリの感じ方は、日々の状態を知る手がかりになります。強くつまんだり引っ張ったりすると肌への負担になるため、あくまで「そっと」触れる程度にとどめましょう。
写真で見比べる 数か月おきに、同じ角度・同じ照明で自分の顔を撮影しておくと、鏡だけでは気づきにくい変化も比較しやすくなります。スマートフォンのアルバムに「記録用」のフォルダを作っておくと、続けやすくおすすめです。
上を向いたときのフェイスラインを見る 少し上を向いた状態で鏡を見ると、フェイスラインや首もとのたるみが確認しやすくなります。普段の角度では気づきにくい変化も見えてくることがあります。
こうしたセルフチェックは、「たるみが進んでいるかどうかを判定する」ためのものというより、自分の肌と向き合い、変化に早く気づくための習慣です。気になる変化を感じたら、この後ご紹介するセルフケアや、専門家への相談も選択肢に入れてみてくださいね。
美容器を取り入れたたるみ予防のスペシャルケア
毎日のスキンケアに、美容器を取り入れることで、うるおいケアをもう一段階深めることができます。ここでは、美容器を使ったケアの取り入れ方をご紹介します。
まずは化粧水のタイミングで、美容器「モイスティーヌⅣ」のマッサージモードを使います。肌にあてるだけのやさしいケアで、肌本来のハリを支える力にアプローチしながら、うるおいを与えていきます。
続いて美容液のタイミングでは、トリートメントモードを使ったイオントリートメントケアがおすすめです。ハリをサポートするアミノ酸配合の「リファインセラム」と、ビタミンC配合の「ホワイトセラム」を、交互に使うことで、うるおいとハリ、両方のケアをバランスよく取り入れられます。
「毎日のケアに、もう一段プラスしたい」という方は、スペシャルケアとして取り入れてみてはいかがでしょうか。うるおいのある肌は、ハリの印象にもつながっていきます。
たるみケアを続けるためのコツ
セルフケアは、一度がんばるよりも、毎日少しずつ続けることが何より大切です。とはいえ「気づけば数日サボってしまう」という方も多いのではないでしょうか。ここでは、無理なく習慣化するための工夫をご紹介します。
ケアのタイミングを決めておく 「お風呂上がり」「歯磨きのあと」など、すでに毎日行っている習慣とセットにすると、ケアを忘れにくくなります。タイミングを固定しておくことで、意識しなくても自然と手が動くようになります。
“ながらケア”にする スマートフォンを見ている時間や、テレビを見ている時間など、“ながら”でできる範囲のケアを取り入れるのもひとつの方法です。特別な時間を新たに作ろうとすると続けにくくなるため、すでにある時間に組み込む工夫がポイントです。
続けた記録を残す カレンダーやアプリに「ケアをした日」を印つけるだけでも、続けてきた実感につながります。変化そのものより、まずは「続けられている」ことを可視化することが、モチベーションの支えになります。完璧を目指さず、できる範囲から少しずつ。無理なく続けられる形を見つけることが、たるみケアでは何より大切です。
よくあるご質問(FAQ)
- Q. たるみは何歳から始まりますか?
- A. 個人差はありますが、20代後半頃からコラーゲンなどの減少がゆるやかに始まるといわれています。年代が上がるにつれて頬やフェイスラインの変化を感じる方が増える傾向がありますが、早めのケアを意識することで、うるおいやハリのある印象を保ちやすくなります。
- Q. 顔のたるみが気になる場合、どのようなセルフケアがありますか?
- A. 加齢だけでなく乾燥や紫外線、生活習慣など自分で対策できる原因も多くあります。保湿や紫外線対策、正しいマッサージ方法などのセルフケアを続けることで、たるみが目立ちにくい肌印象を保つサポートにつながります。
- Q. 顔のたるみを予防するにはどんなケアが効果的ですか?
- A. 保湿でうるおいを保つこと、日焼け止めで紫外線対策をすること、無理のない範囲で表情筋を動かすことなどが挙げられます。どれも即効性を求めるより、日々続けることでハリのある印象をサポートするケアです。
- Q. たるみ対策にはどんな食事・栄養がおすすめですか?
- A. コラーゲンのもととなるタンパク質や、抗酸化作用のあるビタミンC・Eなどをバランスよく摂ることが大切です。特定の栄養素だけに偏らず、食事全体のバランスを意識することがポイントです。
- Q. たるみのセルフチェックはどうすればよいですか?
- A. 鏡で正面・横から確認する、指で軽く肌をつまんでみる、定期的に写真で見比べるなどの方法があります。同じ条件で継続的に確認することで、変化に早めに気づきやすくなります。
まとめ:原因を知り、毎日のケアで“たるみにくい肌印象” を目指す
たるみは、コラーゲンやエラスチンの減少、乾燥、紫外線、表情筋の衰えなど、さまざまな原因が重なって起こります。「加齢だから仕方ない」と諦めてしまいがちですが、実は自分で対策できる原因も多くあります。
保湿や紫外線対策、正しいマッサージ方法、表情筋のケアなど、今日からできるセルフケアを少しずつ取り入れてみてください。そして、鏡や指、写真でのセルフチェックを習慣にすることで、変化に早めに気づき、ケアにつなげやすくなります。大切なのは、完璧を目指すことよりも、無理なく続けられる形を見つけることです。
うるおいは、ハリのある肌印象を支える土台のひとつ。日々の保湿ケアに加えて、美容器を活用したスキンケアを取り入れることで、より深く丁寧なお手入れを行うこともできます。
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